自己紹介

2010年12月2日木曜日

ケニアの修了式

 先週は学校の終了日でした。
 誰に質問をしても、何時から式が始まるのか明確な答えは返ってこず、みんな言うことがばらばら。
「今からすぐだよ。」「もうすぐだよ。」「9時からだよ。」「校長が来てからだよ。」
結局、朝八時から特にすることもなくひたすら待って、10時半ころにようやくみんながホールに集まり始めました。式では、お祈りと最終試験の学年平均点数など、主にテストについての講評。
 3人の先生が話をし、学年ごとに成績の上位3名、中間テストからの伸び率の大きかった子への表彰が行われました。優秀な成績を収めたこの子たちは、大きな拍手とプレゼント(帽子や折り畳み傘など・・・)をもらっていました。
その式の間中、この日子どもたちに渡さなくてはいけない成績表を堂々と演台の上で書いている教員数名・・・。
最後に、「Merry Christmas & Happy new year!」と言ってみんなで握手して終わり。
子どもたちに成績表を配って、この日は11時には式が終わり、先生たちはあっという間にさっさと帰って行きました。
こっちに来て思い切って買ったスーツをはりきって着て行っていっぱいみんなに「You are smart!!」とほめられていい気分になっていた時間はあっけなく終わり、11時過ぎにはスーツを脱ぎました。

 収穫が2つ。
 1つ目は、4年生の算数がとても伸びていたこと。しかも、講評の中で、「Yokoが4年生の補習を行ってくれたこと」を成果の一つとしてコメントしてくれました。
 2つ目は、最後の日に幸せな時間を提供できたこと。図工の時間に子どもたちにそれぞれクラスの先生に1年間のお礼のお手紙と先生の絵を描かせて全員分を綴り、この日サプライズで子どもたちから担任の先生へプレゼントをしました。先生たちはもちろん、先生のうれしそうな顔を見て子どもたちもとっても満足そうにしていました!こういうの大好き!

さあ、1カ月のターム休みです。
いっぱいのんびりして、遊んで、また新学期、やりたいことをいっぱいチャレンジしていきたいと思います!

2010年11月21日日曜日

72点

 もうすぐターム休みです。
 なんと、ケニアには冬休み(厳密に言うと冬ではないです。)が1カ月以上もあります。日本のみなさん、ごめんなさい。
 残すところ3日となりました。
 先週は、学期末のテストが行われ、私もテスト監督や採点の手伝いをしました。
 そして、スワヒリ語の1年生のテストを受けました・・・・。
結果は・・・・なんと72点!!あてずっぽうが見事に正解してた!!(ピンだらけに見えるけど、こっちは正解はピンってします。)
採点をしてくれた1年生の先生が
「あなたは頭いいね!すごい!」
周りの先生も絶賛!
「えへへ、いやいや、それほどでも~(^u^)」

「1年生はみんな100点だけどね。」


「え・・・・?今の必要?」

山あり谷ありの毎日です。スワヒリ語もうちょっと勉強しよ。

2010年11月8日月曜日

スリ体験

 ついに、スリ体験をしました。
 週末、健康診断のためナイロビへ上京、タウンの一人歩きは治安上禁止されているため、語学力抜群のHくんとタウンで会うことができ、一安心。一緒にバスに乗ってJICA事務所へ向かいました。
 バス乗車時、私とHくんの間に図々しくケニア人が入り込んできたため、私たちは隣同士で座れず・・・。
 私は最後部の窓際、隣に図々しいケニア人男A、その隣にHくん、その隣が慣れ慣れしいケニア人男B。ぎゅうぎゅう詰めに超接近して座る。(ケニアではいつものこと)
 スワヒリ語で楽しげにおしゃべりするHくんとケニア人B。しゃべれない私はその会話をだまって聞いて楽しむ。ケニア人Aが何か言いたげににこにこと私の顔をのぞくが、しゃべりかけられたくなかったので気付かないふりをして窓の外を見る。ウェストバッグがずり下がるのを感じ、おなかの上に戻す。
 あーーーーーー!!!チャックが半分空いているのを発見!こいつーーーーー!!!セーフ!間一髪何も盗られちょらん!!
 私「Hくん、とられるよ!(日本語)」そこから私たちは死守体制!
 すると、前に座っていたケニア人C(ここで3人組と判明),「ポリスがいる!ベルトをしめろ!」あわてる(ふりをする)ケニア人たち。
 出た!!名演技!!!きたーー!!この手口!!何度も先輩に聞かされていた手口とまったく同じ!!知っちょーちゃかいね!だまされるか!このやろー!
 ケニア人A「ベルトしめないと!」親切心を装い私のベルトを探そうと手を伸ばす!(どさくさにまぎれてこの時に盗むという手口)「私はいい!せんで!」と言い放つ。そのやりとりの間にHくんの足元のリュックの上にかぶさるようにケニア人Bが「どこだどこだ?」前方の警察を確認する(ふりをする)。明らかに怪しいケニア人3人組。Hくんが怪しい動きをするケニア人Bの腕をつかむ。Hくん勇気ある~~~!!だけどすでに遅し・・・。Hくんのリュックが15cmほど、刃物で切られている。1番上に入れていた袋を盗られている。その間10秒ほど。さすが、手慣れている。感心している場合じゃない!
 「だめだ、引きあげるぞ!」そんな感じで私たちに何も言わせないままとっとと降りて行く3人。ほんとにあっという間。残された腹を立てた日本人2人。と床に捨てられた剃刀の刃。

 Hくんにけががなくてよかった!!
 あ~怖かった。腹立った。 Hくんが盗られた袋の中身→(任地から持ってきた食べかけのキャベツ4分の1、ねぎ、パン・・・)
 きっと「何だこの日本人?」と思ったはず。
 これにこりて、盗みをやめてくれないかな。
 ☆これを読んだ日本の皆さん、心配しないでくださいね。事故・犯罪に合わないように毎日気を付けて安全に健康に元気に生活しております。

2010年10月31日日曜日

YOU ARE SO BEAUTIFUL.

映画の中の台詞のようなこの言葉。

いつも、「ムズング!(白人)」「チャイニーズ!」「チンチャン!」と街で声をかけられる日常。
でも、時々、通りすがりに言われるこの言葉・・・。
「YOU ARE SO BEAUTIFUL.」
ケニア人のいい加減な発言にはもう慣れたつもりですが、ついつい、にこっ(にやっの方が近い)てしちゃいます。
ケニアに来てよかったと思う瞬間です。

ジャージで街を歩くのを控えようかな・・・

2010年10月24日日曜日

ケニアのいろいろを見よう!スクールトリップ

 10月22日はスクールトリップでした!
 先日、8年生といっしょに、ツアーに同行させてもらいました。ケニアのいろいろを見られるということで、とても楽しみにしていたこの日。
 大型バス2台とミニバス2台を貸し切って、朝5時半に学校を出発。帰校時刻予定は午後9時。1日がかりの長い長い旅。
 行先はSAGANA(淡水魚の飼育、研究をしている所),MWEA(米の名産地),ENBU(大きなダムと発電所)です。びっくりいっぱいのツアーの様子をお届けいたします。

 生徒のリクエストにより、バス内はケニアンミュージックが流れ、生徒はのりのりで踊って歌っていました。
道路の凸凹をうまくよけながら順調に走っていたバス。ところが、建物もなんにもない、所でバスは停車。
???なんでだろう?
生徒も次々に降りて行って茂みの中へ・・・。
            !! おしっこ・・・・。
男の子は分かるけれども、女の子も平然と野おしっこへ行きました。ケニアの人は、おしっこで紙はつかわないのかな・・・・?

 ようやく、SAGANAに到着。魚が多く獲れる町。といってもフナや鯉、ピラニアなどの魚です。偶然にも地名とかぶっています。飼育員が魚がたくさんいる人工池にえさを入れる。口をパクパクして餌を食べる魚を興奮して見る子どもたち。   と先生たち・・・。 校長先生は自分の目の前でもう一度見たかったらしく・・・「ちょっと飼育員さん、こっちの魚たちもおなかすいてるよ。」
 そのあと、MWEAに到着。広い広いライスファームを眺め、そこらへんの田んぼにいるおじちゃんをつかまえ、話を聞き、質問をする。
 そのあと、お米工場へ・・・。しかし、工場は今日休み。とりあえず係りの人にいくつかの説明を受け、もみ殻をとったりする大きな機械を見て、驚く生徒たち。    と先生たち。ベストポジションを先生たちが先に占拠。生徒はその後ろ・・・・。機械といっても、計量や袋詰めは1つ1つ手作業・・・。その時すでに、1時半。おなかがすきすぎて、気分が悪くなる私・・・。あ~。早くお昼食べたい。お昼ごはんなんかな。
 工場見学が終わり、いよいよバスにもどる。やった~ごは~~ん。
 ところが先生たち8人全員がいなくなる。30分以上、生徒は待ちぼうけ。
 先生たちはのんびりお米のお買い物。(この時すでに予定時刻をはるかにオーバーしていたはず。)
2時半ごろにようやくごはん。   2人に一斤の食パンとコーラやファンタなどのビンジュースが生徒に配られる。ビンの蓋はもちろん地面(工場の敷地内)に散らかし(捨て)放題。  私もパン配布のお手伝い。途中で「洋子、はいこれ。」と先生にファンタグレープを渡される。「あ~、ごめんなさい。私はソーダは飲まないんです。」と私。すると、「違うよ。それは私の分。なくならないように持っといて。」・・・・は?
 そうです。これがケニアンスタイル。子どもよりまず先生です。ようやく配布が終わり、やっと食べれる~。昼食がパンだけとは少しがっかりだけど、とりあえず食べれる~~~!! そう思いながら手洗いへ・・・。 戻ってみると、・・・・あれ?パンが残ってない・・・。 私の分は?そうです。ケニアでは食事は競争です。早く確保したもの勝ち。私はその競争に出遅れ、負けたのです・・・・。
 遠慮しつつも、パン数切れを分けてもらい、そうこうしているうちに出発。両手にパンと水を抱え、まだ座っていないのに、バスは容赦なく出発。当然、あわてて水をこぼす・・・。
 
 そのあと、迷ったり引き返したりしながらも、ようやくエンブに到着。その時すでに四時半。連絡がうまく通っていなかったのか、ダム入口で警備員ともめ、一時間弱まちぼうけ。しかも、時間が遅く、係りの人は帰っており、敷地内に入ることはできたものの話を聞くことはできず、バスから眺めて終わり。
 そしてようやくニャフルルへと引き返す。

 帰り途、バスが停車中の車を避け、右車線へ。前方から走ってきている車あり。あれ、車来てますよ。運転手さん。停まる気配なし。え?え? お互いが「当然相手が停まるべき」という感じでぎりぎりまで強気で接近。相手は「おまえがわるいんだから、俺は絶対下がらんぞ」という強い姿勢で一向にバックせず・・・。バスの後ろにはすでに車が渋滞・・・・。はあ・・・・まったく・・・。もう呆れてものも言えない状態。
そこでまた一五分ほどのロスタイム。
 帰校予定時刻の九時。バスは休憩のためNYERIで停車。全員降りる。もちろん外は真っ暗で酔っ払いもうろうろ歩く街の中。「洋子、ごはんだよ。」え・・・? ここで、この時間にこの人数がどうやって・・・?
 二件のレストランに分かれ、生徒たちがぎゅうぎゅう詰めに座り、チキンとフライドポテトのごちそうをかきこむように完食!みんなめっちゃ早い! 先生たちも一緒に食べて、ゆっくりチャイも追加して飲む・・・。
急がなくていいんですか・・・?
 バスにもどり、子どもたちに本日2本目のソーダとバナナが配られる。もちろんビンのふたはそこらへんに・・・。その時すでに10時・・・。

 結局学校に着いた頃は12時を過ぎていました・・・。なんちゅうスクールトリップだ・・・。
と思っていたのはたぶん私だけ。みんな、なんの問題もないという顔をしていました。

 はぁ疲れた。確かにケニアのいろいろを見ることができたスクールトリップでした。

2010年10月19日火曜日

芸術の秋

日本は秋まっただ中ですね。
 絵画鑑賞、いかがですか?
 1年生 題材 「ようこ先生」
かわいすぎて、自分ちに飾らせてもらっています。
とくに真ん中の3つがお気に入り。






 題材 「自分」
さて問題です。
何年生の作品でしょう?












正解は!

6年生・・・・

少ないですが、上手な子もいるんですよ。





4年生 同じく「自分」


多くの学校で、これまで図工の時間がおろそかにされているケニア。きっと多くの子どもたちが絵を描く機会が極端に少ないのだと思う。

絵が少しでも上手に描けるようになったら、また1つ楽しみや自信や夢が広がるかな。

 子どもたちのうれしそうな顔を想像しながら、毎日(C&A)図工の授業を考えています!

2010年10月9日土曜日

がんばれ!ケニア!

 ぜひ、ケニアチームへ声援を!!
 みなさん、ご存知でしたか?今度10月中旬から日本で開催されるワールドカップに、ケニア女子チームが出場します。今まで無名だったケニアチームが、なんとアフリカ大会を勝ち抜いたのです!!
 前回もお知らせしましたが、ケニアでは、わりとバレーボールも人気のスポーツです。ただ、ケニアではバレーボールはアウトドアなスポーツ。体育館でしている人なんていません。というか、体育館がありません。
 ケニアで唯一の体育館で、ナショナルチームは練習していました。初めは当たり前のようにはだしにボール一つでプレーしていた彼女たち。
 初めての世界大会、初めての日本!今でも、とてもよい環境とはいえないこの場所で練習する彼女たちはとても楽しそうにプレーし、とても輝いて見えました。(ポールに注目。カバーどころか穴に棒をさしただけのものです。ナショナルチームですよ!)
 どうして、ナショナルチームの練習を見ることができたかというと・・・・。
 なんと!!このナショナルチームの監督は、わがJICA青年海外協力隊短期派遣隊員の入澤監督なのです!!
 言葉はいまだにほとんど通じていないそうですが、彼女たちは心から入澤監督を信頼し、ついていっているのがよくわかりました。
 バレーボール界の王道を歩んできているであろう入澤さんですが、とても気さくで、かつ情熱を持った本当に素敵な方でした。
 スポーツは言葉も国も越えて心を通わせることができる、本当に価値あるものだと思います!
 
日本とつながっている、この魅力あふれるケニアチームをみなさん、ぜひ応援してください!!

ケニアの子どもたちも楽しくがんばっています!

 補習授業をはじめました!!
 4年生で、かけ算九九を覚えていない子達を対象に、補習授業をしたい!!と申し出ると、すんなりとOKが出て、先週から早速始めました。朝の7時半から8時までと、夕方4時から5時までの時間にダイニングホールで15人の子どもたちと毎日かけ算をがんばっています。  九九の表を作り、子どもたちの分の九九カードを用意しました。 意外と子どもたちは毎日楽しそうにやってきて、合格できるように毎日練習に励んでいます。 日本方式で、合格した段にはシールを貼ってあげています。日本の子どもたちと同じで、シールを貼ってもらえるととてもうれしそうにしています!全部の段が合格し、ランダムのテストも合格すると、補習終了となります。最後に「CONGRATULATION!」のお花シール(シールといっても・・・自作。のりで貼る・・・。)を貼ってあげると、みんなに見せびらかせて喜びます。これで、ちゃんと忘れずに覚えて使ってくれるといいんだけれど・・・・。
 でも、合格できた子は、きっと自信と達成感を味わうことができています!  と信じています!

 ありがたいことに・・・・1年生のクラスでの授業が正式に2時間増えることになり、今週は歌と折り紙の授業をしました。JICA宮崎支部の方に活動の様子の写真を頼まれて、1年生の先生に写真を撮ってほしいとお願いをしました。快く承諾をしてくれ、バッテリーがなくなるまで撮っていただきました。その数約150枚・・・・・。  何度もお礼を言い、ナイスショットのやつを1枚送ろう!と思い、再生してみると・・・・!  なんと!  奇跡的に、150枚すべての写真に彼女の指が・・・・!写っていました・・・。  カメラに慣れていないのだから、仕方がないかぁ・・・。  ランチの後、こそっと自分で写真を撮りに行きました。自分は写れないけれど・・・。 うれしそうにしている子どもたちがとてもとてもかわいくて、それで、十分でした!
 3年生と4年生に簡単紙コンパスの作り方と使い方を教えました。(厚紙を小さく切って穴を3個開けただけ・・・。)「なるほど~~~!」と驚きながら、楽しそうにきれいな円を描いて遊ぶことができました。
 お菓子の箱も捨てればただのごみ。でも、こんなふうに工夫すると、とっても便利な道具になるね!!ってなことを言いながら授業しましたけど~。ちゃんと通じてるかな~。













これは1年生の初めてのお絵かきの授業での作品。「自分の顔」顔の中に名前を書いているのがおもしろい!ケニアの学校では子供の作品を掲示するという考えが全くない。だから、先生の許可を得て、ちょっと飾ってみました。こんなことやってみてはどうですか?なかなかいいでしょう?っていう感じで・・・。教室の雰囲気がう~~んとよくなった!! と私は勝手にそう思っています!

これは指の写っている部分を切り取ってこれでも1番よく撮れていると判断し、JICAに送った写真です。
 今週は、4~6年生に日本の紹介をしました。みんな日本について興味深々で、「へ~~!」「あっちゃ~!」「うっそ~~!」みたいな感じで聞いていました。日本の政治や宗教(ぜんぜん詳しく説明できないけれど・・・)、文化や食べ物、日本の風景や生活、さまざまなことについて紹介しましたが、特に驚いていたのはマンゴーの値段とウォシュレットのトイレ。
 あ、それと、お母さん、朗報です。子どもたちに家族の写真を見せたらお母さんのことを「YOUR SISTER?」って言っていましたよ。

 YOKOがいてくれてよかった!と一人でも多くの人に言ってもらえますように。

2010年9月30日木曜日

泣きそう・・・(:_;)

 今日の授業では、子どもたちがふざけ過ぎて、叱る言葉も届かず、勝手に私の物を触るわ注意しようとしたら逃げるわ、散々でした・・・。反省・・・。(*_*)
 今日一日がっかりなことが多く、とても、疲れて元気がでません・・・。
その1.「YOKO、私の出席簿どこにおいた?なくなったんだけど。」
     ちゃんと返したし~~~~~!!!しかも借りたの先週だし~~~!!!
その2.算数の時間、教室でしばらく先生を待っていると、子どもがチョークを1本持って私の所へ。
    「先生が洋子に授業してもらえだそうです。」
    え?聞いてませんけど・・・。(-_-;) 私、教科書ももってないのに~~~!!!
    授業後、「私、ノートのチェックがあるから~~~」  だって・・・。
その3.「あんた、この段はまだ合格してないでしょう???<(`^´)>」
    かけ算九九の暗記カード、すらすら言えた段にシールを貼ってあげています。
    一人の少年のカードにシールを貼り替えた形跡を発見。なんてずるがしこいやつ!っていうか、ショック・・・。(:_;)

 あ~~~~言いたいことの半分も言えないこのむずがゆさ!!!とてもとても高い言葉の壁~~~~~~!!はぁ~~~~((+_+))
 でも少しすっきりしました。私の今日のたまった愚痴を読んでくださってありがとうございました。
 明日は今日よりもましな授業ができますように。がんばります。

2010年9月25日土曜日

少しずつ・・・

週時数が3時間増えました・・・(-_-;)
 今週もよくがんばりました。ありがたいことに、さらに要望が増え、時数がまた増えました。でも先週よりは、子どもたちの実態が少しわかるようになり、少しずつ子どもたちを叱れるようになり、先週よりは少し気持ちにゆとりを持って授業ができた気がします。
 今週は1年生に紙飛行機を教えました。英語があんまりわからない1年生だけど、わたしの英語くらいがちょうどよいのかもしれません。小さな手で悪戦苦闘しながら一生懸命作った飛行機をとても楽しそうに飛ばして遊び、帰る時までとても大事そうに抱えている1年生はすっごくかわいかった!1年生のCAの時間が固定で増えたので、もう少しスワヒリ語を勉強して、スワヒリ語で授業できるようにがんばろうと思います。

 最近、休み時間や放課後にあちらこちらから、アルプスいちまんじゃくの歌声や「じゃんけんぽん!」の声が聞こえるようになり、とてもうれしくなります。授業ではあんまりうまくできなくても、次の日にはみんなものすごくうまくなっていたりします。
今週は学習(と言えるかな?)したことを使ってじゃんけんゲームを教えました。みんな必死に楽しんでくれました。ただ、やっぱり子どもなので、ルールを守らなかったりずるいことをしたり言うことを聞けなかったりすることもあり、今週は2クラスで、「もう先生はこのクラスにこんよ!」というようなことを言って叱って見せました。その次の日の授業では、みんながちゃんとしようとする態度が見られて、かわいいな~と思いましたが、そのうち、「こんでいいよ」と言われないようにしたいな~と思っています・・・(^。^;)
 今週は、掲示物に貢献できました。先生に頼まれて、ボディーパーツの学習のための掲示物を作りました。職員室では先生たちに
好評で、「YOKOはアーティストだ!」と言われて得意になっていました。子どもたちの前で掲示されるのをとても楽しみにしていました。きっと尊敬の眼差しで彼らは私を見るのだろう・・・。ムフフ・・・。(^u^)
 大爆笑でした・・・。たしかに足は短いけど・・・そんなに変かな~?彼らには私の絵心が分かっていただけなかったようです。(:_;)

 でも、かけ算九九の表は、先生方はもちろん、子どもたちにもかなりの好評で、「こりゃ~いいわ~!」みたいな反応でした。ボディーパーツの絵に比べたら、10分の1くらいの時間でできる掲示物ですが、役に立つことができてひとまず良かったです・・・。4年生でも九九を覚えていない子がたくさんいます。彼らはこうしてノートに丸をたくさん描いて計算しています。九九の表を使って、来週は覚えるための方法を何か考えたいと思っています。
 4年生の時計の学習で、子どもたちが家で作った時計を持ってきていました。力作ぞろいで感動しました!ただ、授業ではあまり使う機会がなく・・・
 ノートに時計の絵を描くように指示されるけど、フリーハンドで描くと罰を受けるので、子どもたちはビンのふたやペットボトルのキャップ、コインなどを使って時計の円を描きます。何もツールをもっていない子は友だちが描き終わるのをひたすら待っています。
 先生の板書はこんな感じで、何時なのかとても見ずらいのに・・・。(先生はフリーハンド。)こんなんだから、問題を解くのに時間もかかるし、円が小さすぎて数字が大きすぎて針がどこを指してるかわからないし、間違う子も多数・・・。先生は問題出して教室を出て行ってしまうし・・・。
 なんとかしてあげたい・・・。とりあえず、この時間は先生が出て行ったあとに、個別に補習し、簡単にきれいな円が描ける方法を次の日に教えました。(ダンボール紙で作れる簡単コンパスを一緒に作りました。)
 ケニアの子どもたちも縄跳びが大好き!リズム感あるし、体力あるし!
 しかも、これ、見えずらいですが、草でつないでつくった長縄です。結構丈夫で切れません。
 こんなことができる彼女たちを私は心から尊敬します。


 少しずつ、私でも何か役に立てそうな気がしてきました。子どもたちの笑顔があれば、いくらでもがんばれそうです!

2010年9月20日月曜日

ケニアンバレーボールスタイル

バレーボールも人気のスポーツ!!
 スタジアムでバレーの試合をしていると聞き、行ってみると、たくさんの人で賑わっていました。大きな大会のようで、遠くの町からもバスに乗って、また、ホテルに宿泊して大会に参加しているチームもありました。レベルは様々なようでしたが、この高地のニャフルルであれだけのパフォーマンスができるのはすごいなぁと感心してみとれていました。
 おどろいたのは、プレーばかりでなく観客の多さ。ケニア人にも、バレーボールもとても人気のスポーツのようです。コートを囲むようにラインぎりぎりに立って一喜一憂しながら観戦する多くの観客。この光景は、決して日本では見られません。

  チーム数は少ないですが、女子の大会も行われていました。中にはこの女の子たちのように、ユニフォームどころか、靴もはかずに裸足でプレーしているチームもありました。(一応公式戦のようですよ。)スカートだろうが裸足だろうが、ちゃんとバレーを楽しめます。


 じっと見ていると、誰か彼かが話しかけてきてくれて、あっという間に仲良くなれます。今日に限らずあなたの髪の毛と交換してだのくれだのとしょっちゅう言われ、みんなすぐに髪の毛を触ってきます。今日は、散々べたべた髪の毛をさわられ、髪の毛を編まれ、やられたい放題でした。(ケニアの人は女性もみんな髪の毛はチリチリなので、つけ毛やかつらがおしゃれの常識です。そうでなければ坊主にするか、髪の毛を編みこむか・・・の選択肢しかありません。)でも、バレーの練習に一緒に参加させてもらったりして、とても楽しい休日を過ごすことができました。来週末はナクルでまた試合があるので、私も行くことになりました。男子チームの監督さんや、遠征に引率して来ていた学校の先生など、
1日で5人の人と電話番号の交換をしました。友だちが増えてうれしい週末となりました。
 
 バレーを通じて、新たなよい活動ができますように。

2010年9月17日金曜日

 疲れた~~~~~((+_+))
 今週はかなり働きました。今までの暇な時間が懐かしいほどに・・・。
いきなり週25時間の授業が配当され、そのうちのほとんどがCA(クリエイティブ&アート)の授業でいきなりまさかの一人での授業をしています。算数はまだ、T2(2人の先生)でやっていますが、貴重な空き時間にも、担当でないクラスの先生から、「YOKO、授業がないなら、うちのクラスで授業やってくれ」と言われ、飛び入りの授業も入ります・・・。T2なのかと思いきや、「私はノートのチェックをするから、自由にやって!」みたいなことを言って、さっさと職員室へ行ってしまい、完全に丸投げです。おそらく、私は先生たちの中で1番多く授業をしているのでは・・・と思われます。今週は本当によく働きました。慣れてきたら体育や音楽も授業するように言われているけど、これ以上配当が増えたら・・・。これからもずっとこの状態が続くと思うと、少し不安です・・・(-_-;)
 でも、この学校の先生たちは、とても熱心に指導されていて、感心することも多くあります。毎時間、子どものノートを集めてチェックし、記録簿(手作り名簿)に記録もしています。授業を進めるテンポがよくて、子どもとのやりとりがとてもうまく交わされています。でも、やっぱり日本の先生たちはえらい!がんばってる!働き過ぎだ!と思います。
 ここの先生たちは授業の準備をすることはまったくなく、時間が来てから、次はどこのクラスの何の教科だったかな~という感じ。クラスでは今日はどこから?って子どもに聞いています。私が次の日の授業の準備(掲示物を書いたり子どもの分の紙を切ったりする)をしていると、信じられない!!という顔をして「YOKOは完ぺきな先生だ」と褒められます・・・。
 先生たちは授業には遅れて行くけど、時間ぴったりに授業を終わります。板書もかなり無計画で、あっちこっちに書いて、すごく見にくい。時々、子どものノートのチェックの手伝いをしますが、子どものノートももちろんすごく見にくい・・・。筆算の桁が揃っていなくて7~8割の子どもが間違っているけど、ここでは「ハクナシダ(No problem)。」そのままです。 
 体育の時間は先生たちの休憩タイム。こんなのんびりとした風景が体育の時間とランチタイムによく見られます。
 でも、子どもたちは先生がいなくてもとても楽しそうに遊んでいます。「YOKO,生徒がボール持ってるから、一緒に遊んで」みたいなことを言われて、空き時間に行ってみました。
 これがボールと呼ばれていたものです。ソックスを丸めたもの。でも、手のひらにおさまるちょうどよいサイズで、弾力性もあり、硬さもちょうどいい感じでした。子どもたちはこのソックスボールで、ドッジボールや手打ちテニスのようなゲームや、サッカーでさえもできていました。

 これは鬼ごっこのような遊び。ラインを靴で作っています。もちろん、子どもたちは当たり前のようにくつ下でグランドをかけまわっていました。

 子どもたちは歌やダンスが大好きで、こんな風に円を作って、体育の時間はよくみんなで歌いながら遊びます。腰をうまくふって踊れると歓声があがります。

 今週は折り紙を教え、じゃんけんを教え、アルプスいちまんじゃくを教え、アルファベットを教え、絵を描いて見せ、ジャパニーズソングを歌い、割り算の筆算を補習し、体育や英語の授業に参加しました。
 うまく説明できないときは、一人劇みたいなことをやったり、絵を描いたり、身振り手振りをしたりして乗り切りました。説明にすごく時間がかかるし、体罰をしない私の話すことを静かに聞かせるのにも本当に苦労します。(ケニアでは、体罰はしつけのために良いことと認められています。すべての先生がよく体罰をします。)一時間授業をしただけで、本当に疲れます。
 果たして、私のやっていることはちゃんと役に立っているのだろうか・・・と疑問もありますが、子どもたちの笑顔を見ると、まあいっか~と思います。
 三年生でアルファベットが全部書けなかったり、四年生でかけ算九九を全然覚えていない子どもが何人もいたり、一週間働いただけでもたくさん課題が見つかりました。やりたいことが山ほどあります。少しずつ、できることからやっていきたいと思います。


 来週も、子どもたちの笑顔のためにがんばるか~。

2010年9月8日水曜日

3学期スタート!!

いよいよ活動開始!!
前回、新学期とお伝えしていましたが・・・ どうも、3学期のスタートのようです。間違った情報、すみません。新学期は新年が明けての1月から。わかりやすいです。 というわけで、元気いっぱい3学期がスタートしました。
 さっそく、2年生のクラスで折り紙の授業をさせてもらいました。2年生には難しかったようですが、何事も経験。シャツ作りに挑戦!!それぞれ自分の好きなデザインを加えて完成!!出来上がってみんなとてもうれしそうにしていたのでそれを見れて今日は私も大満足!!

 さて、給食はというと・・・。お昼ごはんのバリエーションはだいたい3種類。
ウガリ(とうもろこしの粉を練ったもの)とキャベツ、









ギゼリ(豆とかたいとうもろこし)、

ライスも時々食べられます。ウガリもギゼリも私の苦手分野ですが、不思議なことに、だんだんとおいしく食べられるようになってきました。


 ランチタイムでは、まず列を作って順番を待ちます。








こんな風に次々についでもらいます。









 最近ようやく雨季が終わったようで、子どもたちはランチは外で食べます。こんな感じで・・・。















 ところで、日本とは違う、ケニアのエチケット・・・。

  ハンカチで鼻をかみ、ティッシュで手を拭きます。 そういえば、任地訪問の時、手を洗った後、同僚にハンカチを差し出したら少し嫌な顔をされたことを思い出しました。そりゃ~借りたくないわな~鼻水まみれのハンカチ・・・。 ちなみにこれは授業中。授業中であろうと、校長先生の話中であろうと、豪快に鼻をかむことが優先です。きれいな女性でも、みんないつでもハンカチを取り出し、豪快に鼻をかみます。

 子どもたちの笑顔がいつまでも輝いていますように・・・。