自己紹介

2012年1月31日火曜日

じゃんけん列車

これはケニア人の性質なのかわからんけど、
授業をしていてよく残念に思うことは

子どもたちはなかなかルールを守らないし

すぐずるいことをする。

「絶対勝ちたい。」「負けるとおもしろくない。」
が前面に出過ぎていて、
教えたゲームや遊びが成り立たないことがよくあります。

つなひきの時なんか、
引きずられてチームが負けそうになると

途中でやめて逃げ出す子、

途中で相手チームに移動して
勝って大喜びしてる子・・・・
人数を合わせて始めたのに
勝負がつくと負けたチームは数人しか残っていない・・・

勝つことのみが面白いと思っている子どもたちを
どうやったらゲーム自体を楽しませることができるのかと

悩む毎日です。

そんな悩みを抱えながら、今回は「じゃんけん列車」に挑戦。

案の定、

じゃんけんに負けたくせに勝った人につながらない、

つながっていたのに勝手に離れて途中でまたじゃんけんに参戦する、

じゃんけんに負けたらおもしろくないと言って途中でやめる、
という子どもたちがいて、

結果、全然おもしろくない・・・・・

あのね、みんながルールを守らないと、何をやったって、なんにも楽しくないやろ?

いつもの説教・・・

それで授業終了・・・・
あ~あ~  落ち込みながら解散。

だけど、休み時間になって、子どもたちの元気な歌声が運動場から聞こえてきて
行ってみると 子どもたちがめっちゃ楽しそうに遊んじょった!
ね、みんながルール守ったら楽しいやろ?
まぁ、今日のところは結果オーライ。



2012年1月25日水曜日

ありがとう!「地球環境児童画コンテスト」

とっくに応募したことを忘れていましたが、
日本から小包が届いて思い出しました。


だめもとで応募した「地球環境児童画コンテスト」
なんと、日本から13000円もかかって、参加賞が届きました。
私が独断で選抜した25名分の
色鉛筆と卓上カレンダー。

子どもたちはすごくうれしそうにしていました。
教室では誇らしげにみんなに見せびらかせて、
握って離さない(^v^)
13000円の価値、十分にありました!

そしてなんと!!

ケニアでたった一人、5年生フィリスが佳作に入賞していました!!
うれしい~~~~~!!
世界各国の優秀作品に並んで、マガジンにのりました!
選んでくださった審査委員のみなさん、ありがとうございます!!

とってもうれしいニュースでした。




「洋子先生、誰かにとられるかもしれないから、私が帰る時まであずかってて!」
と大事そうに賞品を抱えてお願いにきたフィリス。

おめでとう!!

2012年1月24日火曜日

冬休みの思い出②

1月の初めにエチオピア旅行に行ってきました。
ケニアに隣接している国だけど、全然雰囲気違うよと聞かされてはいました。 本当にその通り、何もかもが新鮮な体験でした。

この写真はエチオピア美男美女が見事な踊りで魅了してくれたエチオピアンダンス。

はじめに感動したことは「コーヒーセレモニー」という文化。 エチオピアはコーヒーの産出国として有名ですが、 コーヒーの飲み方にとても情緒があることをぜひみんなに知ってほしい! なんと、生のコーヒー豆を炒るところから始まり、1~2時間かけてコーヒーを味わいます。 日本の茶道にも似た趣があり、時間をかけて入れてもらったコーヒーをゆっくりと味わうと、とても落ち着いた気持ちになります。

これは、コーヒーと紅茶が2層となっている飲み物。これが意外とおいしかった!










ちなみに、コーヒーコーラという飲み物も・・・ それだけ、コーヒーがエチオピア人に愛されているのです!!




そして、これがエチオピアの代表的な食べ物。食事はみんなで一緒に分け合って食べるというのがエチオピアの食事の文化。おしぼりのようなふわふわなスポンジ生地のものがインジェラ。少し酸味があります。インジェラを少しずつちぎりながら色とりどりの具を包んで食べます。初めはすっぱいインジェラが苦手だった私も、3日目にはまた食べたくなってしまうほど、くせになってしまう不思議な食べ物。


実は、エチオピアの暦でクリスマスは1月7日。この日はみんなが盛大にクリスマスを祝うということで、私たちはこの日に合わせてエチオピア入りしました。 クリスマスには教会へ向かう人であふれ、教会の中にも一晩中祈り夜を明かす人でごったがえしていました。
ケニア人にも多い同じキリスト教だけど、エチオピア正教はまたまったく別の宗教なんだなぁ。


エチオピアにはどのように作られたのか今でも解明されていない謎多き岩窟教会がいくつもあり、世界遺産となっています。クリスマスに合わせてそこを訪れました。

すると、偶然にもそこで結婚式を挙げているカップルに遭遇!
クリスマスに世界遺産の教会で挙げる結婚式なんて!
なんてすてき☆
エチオピア式の結婚式をみることができて、幸せをわけてもらって、ほんとにラッキーでした。






クリスマス前後に見られる特別な風景その②。
これはクリスマスのサタデーマーケット。
歩く隙間もないほどの人と馬とロバと牛とヤギとヒツジとにわとりと・・・・
聞けば、エチオピアの人々はクリスマスの日まで、45日間の断肉食をしているといいます。
クリスマスにおいしいお肉を食べるために集まった人々とお肉になる動物さんたち。(ロバと馬は食べません。彼らは荷物を運びます。)
次の日、昨日のことがうそのように、この場所はがら~~~んとしていました。

そしてその③
クリスマス用のごちそうのために動物さんたちをさばきます。手前にはきれいに取り出された内臓が種類ごとにきれいに干されていました。















これは教会の中の天井の絵。顔だけの天使・・・。



壁にも隙間なく色とりどりの様々な宗教画が描かれていて圧倒されます。




一番楽しかったのは、山の上の最も高い所にある天国に近い教会を訪れたこと。

何が楽しかったって、ラバ(馬とロバの間みたいな動物)に乗ってそこまで登ったこと!
ラバさんには本当に申し訳なかったけれど、急な山道も崖道もラバに揺られながら、日の出とともに絶景を眼下にしながら登れたことは本当に素敵な思い出です。






そして、旅の最後の思い出。
国内線国外線ともにお世話になったエチオピアン航空。
預けた荷物がなくなったり、時間がすごく遅れたり。
まあ想定内ではありましたが・・・・
最後のフライト。1時間遅れの搭乗手続きでは予約していたはずの名前もない。
だけど、そのあとすんなり渡されたこの手書きのチケット。
何の問題もなくこのチケットで乗れました。
まぁ無事に着いたので結果オーライ。

エチオピアの醍醐味をたっぷりと味わわせてくれたエチオピア隊員のしーちゃん、ほんとにお世話になりました。ありがとう。とっても楽しい素敵な思い出になりました。










2012年1月13日金曜日

冬休み(夏休み?)の思い出①

12月にタンザニアに行ってきました。
タンザニア隊員のお友だちに大変大変お世話になりながら、やりたいことをいっぱい夢叶えてもらってきました。

首都ダルエスサラームにあるTINGA TINGA村。
色鮮やかな生き生きとした動物たちの絵が並び、専属の画家さんたちが真剣に楽しそうに作品作りをしている活力あるところ。


たくさんの画家さんたちが一生懸命すてきな絵を描いてるのを見てたら
どうしても私もやりたくなっちゃって、
弟子入りを懇願。




ジミー大西以来二人目。
(この時初めて知ったっちゃけど・・・。)


お願いしてみたら、すんなりOK。
やったぁ!(^O^)/

細い筆は太い筆の毛を剃刀で切って細くしているだけ。
筆がふにょふにょして、超難しかった!!
それなのに、先生は
すーって
まっすぐきれいな線を描きます。
すげ~~!!
尊敬。

私の師匠ムクブワ先生が
これまた優しくて、
スローペースな私をちゃんと待ってくれたり、
出来栄えをいちいちほめてくれたりして、
すごくがんばり甲斐がありました。
ほめてもらえるのは素直にうれしかった~。


きりんを描き終えて初日終了。
乾かす時間も入れてここまで3時間。


仕事をそっちのけにして、師匠は私につきっきりで教えてくれました。

最初はこの日だけの予定だったけど、
楽しくてしょうがなくて、
どうしてももう少し描きたかったから、
続きを次回にお願いしました。





そして2日目。

周りに木や鳥たちを加えるよ~。

筆使いに少しずつ慣れてきて、
細い線が描けるようになりました。


さあ、完成!!
完成した瞬間、周りの画家さんたちもみんな拍手して喜んでくれて、涙が出るほどほんっとうれしかった!!






これが、完成作品です。


一目瞭然ですが、左がムクブワ師匠、右が私の作品。








何度お礼を言っても足りないけれど、
ムクブワ師匠、本当にありがとうございました。

最高の思い出ができました。

タンザニア隊員のみんなも、すてきな思い出を本当にありがとう。