自己紹介

2010年8月25日水曜日

ニャフルルの休日2

ニャフルル観光地めぐり
佐藤さんに会ってから、私はとても甘えてしまっています。そして、最高の休日を過ごせています!
 赴任して初めての日曜日、同じ協力隊の友だちがナクル(1番近い大きな街)から遊びに来てくれました。佐藤さんに誘っていただき、さっそくニャフルル周辺の絶景ポイントに連れていってもらいました。

 まずは、スブキアビューポイント。ケニアにはグレートリフトバレーと言って、地球最古と言われる大地溝帯が南北に走っています。標高の高いニャフルル(2500m)からの眺めは最高です。このすばらしさは写真では伝えきれません。ここは小さな観光スポットになっていて、観光スポットには必ずおみやげやさんがあります。左の人はなぜか一緒にうつる、お土産屋さんのお兄ちゃん。

 ネックレス(のようなもの)を買うと、好きな文字を彫ってくれるというサービスがあり、名前と「amani♡」(平和)と彫ってもらいました。
 そのあとは、トムソンフォールというこれまた観光スポットに行きました。私の家から車で5分くらいのところです。
 ニャフルルのような標高の高い寒い地域には、このように、毛皮まるごと一匹を売っています。茶色や黒、黒ぶちなど、まさに牛の模様そのままの毛皮です。本当は800kshぐらい(安い!)が相場だけど、観光客には初め3000kshくらいで要求します。
 おじさんがカメレオンを強引に私に持たせるのでカメレオンの写真を撮ったら200kshを要求されました。
 滝のふもとまで険しい道のりを下っていくと、滝のしぶきと滝の音で迫力満点でした。でも、水が茶色く少しにおうのが残念。水しぶきを浴びるのも、目を閉じて息を止めてしまいたくなりました。一度下るとこれまた上るのが大変で・・・・。まさに高地トレーニング。ケニア人がマラソンが強いのがよくわかります。
 トムソンフォールの迫力を身をもって、十分に味わうことができました。
 ニャフルルには、他にもかばが見れるところや、赤道をまたいでいるところなど、観光できるところがまだまだありそうです。近いうちにまた、佐藤さんに連れて行ってもらいたいです!!
ニャフルルの町を知りつくしたい!!

ニャフルルの休日

ニャフルルに住んでいる日本人に会いました!!!
ふらっと立ち寄ったスーパーで、珍しいことに日本人に会いました。彼の名前は佐藤さん(ケニア7年在住、スワヒリ語ペラペラ)。NGOで主に有機農業や植林などの活動を行っている方です。私はニャフルルではたったひとりの孤独な日本人だと思い込んでいたので、とてもとてもうれしかった!会ったその日からさっそくもういろいろとお世話になりっぱなしで、いろいろなことを教えてもらい、すっかり佐藤さんを頼りにしてしまっています。
 佐藤さんは活動の傍らでニャフルルの若者や子どもたちにサッカーができる機会を与え、毎日指導をされています。とても興味があって、さっそくついて行きました。
 スパイクやボールは、安い物を探したり、中古のものを提供してもらったりしながら集め、いつでも誰でもそれを使ってサッカーができるように準備しています。スパイクもボールもこわれたりやぶれたりしたら、近くの修理屋さんにもっていって直してもらって大事に使います。
 私も、サッカーが大好きなケニアの子どもたちと互角に遊べるように、時間があるときは一緒に習おうと思います。
 そして、なんと!!サッカースタジアムの中にはバレーコートもあります!この前はおじさんたち(けっこううまい)(お仕事は・・・?)が真剣にゲームをしていて感心していたら、賭けバレー(お金)をしていました。私もいつか、仲間をつくってこのコートでゲームをしてみたいです。(賭けてはしませんよ~。)

この機会を通じてまた新たな良い出会いがありますように。
役に立てる機会が増えますように。

2010年8月20日金曜日

あさげ、うまい!

 挑戦!ごはんを炊きました!
 今日の夜はケニアのお米でごはんを炊いてみました。お鍋で炊くのは心配だったけど、うまく炊けました。少し匂いのするお米です。明日はチャーハンにします。
 おかずの材料がなかったので、貴重な食材を使いました。
 FROM日本のアンパンマンふりかけ!贅沢に2つもかけてしまいました。(さけとおかか)
 そして、コップに入っているけどインスタントあさげ!こんなにおいしかったっけ~あさげ~~~~!!感動!
 
 

2010年8月19日木曜日

みなさん、遊びに来てください!!

ニャフルル赴任3日目!!
 これはニャフルルタウンの中心地!小さなお店がたくさんあります!思っていたよりもわりとなんでもあって、テレビや冷蔵庫も買えます!
 様々なハプニングにみまわれながらも、なんとか2日がかりで大体の買い物をすませ、日に日に快適に過ごせるようになってきました!
 



 ごらんください!この劇的ビフォーアフターの私の家を~!!!
このじゅうたんなんて、3つのうちから選んだとは思えないほどいい感じでしょう????床の上にごろんとなったり座ったりできるのもすごくうれしい!!落ち着く! でも、さっそく隣の家族が遊びに来て土足で上がってしまいました・・・。(入口にTAKE OFF YOUR SHOESと書いておこうと思います。)
                           


 これがキッチンのビフォー・アフター!ガスコンロを買いました!ナイロビでSOY SAUCE(しょうゆ)もゲットできたので、これで、自分の食べたいものが今日から食べられます!








 さっそく作ったニャフルル初の料理!!パスタです!!塩とコンソメだけのシンプルな味つけだけど、我ながらうま~~~~い!!
(^u^)








 そして、これが私のヒットおかしと紅茶。(ケニアの人は必ず紅茶をミルクティーにして砂糖をスプーン3杯くらい入れて飲みます。これを「チャイ」とよぶ。)みなさん、ケニアにもおいしいおかしがたくさんありますよ。

これは街のレストランのランチ。ライスとチャパティー(右のぐるぐる巻きのやつ)とビーフシチューとスクマウィキという野菜のセット。これで大体日本円でいうと200円くらい。いくつかあるどこのレストランもほとんど同じメニューで、同じような味付けです。ただ、おいしいし安い!!だから全然文句なし!

これは贅沢メニューのチキンのセット。これもまたおいしい!!
 ケニアでは
チキンが1番高価な肉です。日本とは逆で、牛肉がもっとも一般的で一番安い!!
 豚肉もとても高価で、ケニアの人はほとんど食べません。




 ニャフルルでも、おいしいものがたくさん食べられそうで、安心です。

 これを機に、料理の腕が上がりますように。
 

2010年8月17日火曜日

来ました!ニャフルル!!

祝!赴任!待たせたな~ニャフルル!
 ついに昨日、ニャフルルに戻ってきました! ナイロビからニャフルルまでの道のりは約3時間。途中、街を一望できる最高のビューポイントがあります。ロバが人や荷物を引いてあるいていたり、野生のしまうまが普通に群れでいたり、牛・やぎ・羊などがそこらへんにいっぱい放してあって、人がごろんと道脇に昼寝していたり、そんなのどかな風景を味わいながら、到着します。
 学校は今、ターム休み(夏休みのようなものかな~)で急な仕事はありません。
  だから、ゆっくり、自分の家を住みやすくしていきたいと思います。まずは、これから私の元気の源になるであろう、世界に一つだけののれんを台所入口にかけました!!

 昨日の夜はさっそく停電になって、ろうそく生活をしました。(すぐに寝ましたが・・・)
 今日は家の中のクモの巣を約20個くらい退治しました。たくさんお買い物をしないと、まだまだ、住みやすくはなりません。
 みなさん、ネットはしっかりつながりますよ~。
 何事もなく安全に平和に暮らせますように
 誰かが遊びに来てくれますように・・・
 

2010年8月15日日曜日

ドミトリー生活

 あと1日でついに私も赴任します!!
 語学研修が終わった8月10日以来、私たちはJACII(宿泊語学学校)からドミトリー(寮)に引っ越しをしてきました。日に日にみんながどんどん任地へ行ってしまい、毎日さみしい思いをしてきました。
 快適生活のJACIIを去るときは、とても憂鬱に感じていたドミトリー生活・・・。何をしようかな~。スワヒリ語の復習をして、英語を聞いて、活動の計画を立てて・・・空いた時間には読書しよう。この長い5日間をいかに有意義に時間を使うか!・・・・と少しは考えていたんです・・・・。
 ドミトリー生活スタート!
したことといえば・・・。
ギター人口が増えて、とにかく毎日ギターを弾きました。残された7人で毎日誰かと一緒に買い物しに行ったりみんなでご飯を作ったり、カリブパーティー(新隊員の歓迎会)の作戦を練ったり・・・。
 こんなに毎晩、晩酌をするのは初めてでした。結局、有意義に使おうと思っていた計画は何一つ達成されないまま、長いと思っていた短い5日間が終わろうとしています。
 でも!この5日間はとても貴重な時間でした。だって、圧力鍋の偉大さを知り、お好み焼きソースが作れることを知り、料理が楽しいことを知りました!
 みんなと一緒にいる時間がとても楽しくて、これから一人で赴任するにあたって、十分に充電できました。
 明日は私を含め、4人が任地へ出発します。ドミトリーでの楽しい快適生活がとても名残惜しいけれど、本番はこれから!私に何ができるか、挑戦の時がいよいよです!!

2010年8月14日土曜日

ギデオンとの再会

ありがとう―Thank you-Asante(アサンテ)
 いつもかわいい笑顔で私に元気をくれるギデオンのことがいつも気になっていて、今度ギデオンに会ったら、英語の勉強が続けられるように、ノートと鉛筆を渡そうと思って持ち歩いていました。でも、ギデオンに会ったこの日はたまたま何も持ってなくて、今度必ずノートと鉛筆を持ってくるね!と約束しました。そのやりとりを聞いていた友だちが、日本から持ってきていたボールぺンをギデオンにわたしてくれました。そしたら、ギデオンはすごく喜んで、私の手のひらに「Thanks kiswahili.Nzuri(good)」みんなの名前を英語で書いてくれました。私も、お返しに、ギデオンの土のいっぱいついた手のひらに日本語で「ありがとう」「ギデオン」と書いてあげました。ギデオンはすっごくかわいい笑顔で「ありがとう」と言ってくれて、私もとってもうれしくて、「アサンテ」と言いました。
ニャフルルに行ってしまったら、ギデオンにしばらく会えないかもしれないと思い、「私は来週ニャフルルに行くけど、10月にまたナイロビに来るから、その時また必ず会おうね。」と話しました。
 別の日、私の友だちが買い物の途中でギデオンに会いました。ギデオンは「YOKOはニャフルルに行くと言っていたけど、まだいるなら会いたい」と友だちに話してくれたらしく、友だちはギデオンと一緒にドミトリーの近くまで来てくれて、電話をくれました。それを聞いて、私は飛び跳ねて出て行きました。スワヒリ語勉強中にクラスのメンバーでつけていた英語の交換日記(10ページくらい書いてある)ノートとペンとキャンディーを2つ持って!!そしたら、ギデオンがすごくうれしそうに出迎えてくれました。いつも裸足で歩いているギデオンがサンダルをはいていました。私の友だちが今日プレゼントしたそうです。これで足の裏をけがせずにすみそうです。
 ノートを渡すと、ギデオンはさっそく日記をすらすらと読んで笑っていました。そのあと、表紙に自分の名前を書きました。学校名のところを少し迷って、「Home Study」と書いていました。
 ギデオンは、私と友だちが教えた日本語で1~100までを数えました。ギデオンの覚えの早さにはとってもびっくりしました。私はスワヒリ語で今でもうまく数を数えられないのに・・・・(^_^;)
 そのあともすぐに、1000まで、10000までと数えられるようになりました。忘れないようにと、最後のページに読み方をローマ字で書いてあげると、「日本語のABCDを書いて!」とギデオンが言うので、「あいうえお」を書いてあげました。
これは、ギデオンがそのあいうえお表を見ながら書いた「ありがとう」と私の名前「ようこ」です。
「すごく上手!!!」てほめたら、ギデオンはとってもうれしそうに、得意そうに笑っていました。
 「残りのページは英語や日本語を練習するのに使ってね!」と言ったら、しっかりうなずいてくれました。ギデオンはノートとペンをとても大事そうに持って帰っていきました。ギデオンの背中に「ギデオン応援しちょるかいね~~~!!!」と言いました。

ギデオンは帰る家も寒い夜を過ごすブランケットも持っていません。毎日草の上で麻袋をかぶって寝ています。さみしくないか尋ねたら、「友だちがたくさんいるから平気!」と答えます。
私はいつも笑顔で強く優しいギデオンが大好きです!


ギデオンがいつか安全に安心して暮らせる場所ができますように。

2010年8月1日日曜日

世界陸上アフリカチャンピオンシップ!!

世界陸上を間近で見てきました!
 こんなに大きな大会がなんとフリーで、目の前で見れるなんてとても幸せでした!!
選手の足音や息づかいが聞こえるほどでした。
 午後にはスタンドが満員になり、みんなが選手の健闘を応援していました。
お金持ちの人も、スラムから見に来ている子どもたちも、観客の全員の気持ちが一つになって、ケニア選手に熱い声援を送っていました。
ケニア選手が健闘すると、観客全員が一体となってビッグウェーブが起こりました。みんなが平等にハッピーな気分を味わえている瞬間でした。スポーツの力はすごいな~と改めて思いました。
(映画「インビクタス」を思い出しました。)
表彰のセレモニーでは、各国の国歌が流れ、観客はその度に総立ちをして、健闘を称え、敬意を表していたことにも感動しました。

 
 スポーツを通して、これからもたくさんの人が笑顔になったり元気になったりしますように。

スタディーツアー

ミトゥンバスラム街に行ってきました。
 研修の一つにスタディーツアーというのがあり、NGO(チャイルドドクターhttp://www.child-doctor.org/index.htm)の宮田さんにお願いをし、ミトゥンバスラムに行ってきました。宮田さんは、ネットなどで支援者を募り、スラムの子どもたちが、無料で診察や治療が受けられるシステムをつくっている方です。支援者にはどの子の支援者になっているかが写真付きのメールで届き、診察・治療の様子やお礼のメッセージなどが定期的に送られてくるそうです。このシステムでこれまでにも、たくさんの子どもたちが受診することができています。それでも、まだまだ、支援を待っている子どもたちがいっぱいいます。

 スラムの町の様子です。









 今日は、スラムの1家族、お父さん(サムソンゴーリ、35歳)お母さん(エヴァリン、28歳)長女(ライル、8歳)次女(エスタ6歳)三女(フローレンス4歳)長男(カレブ、2歳)四女(レオニーダ、6ヶ月)の計7人家族の家を訪問しました。
 お母さんが言うには、月々の生活費は2400Kshくらい。家賃は月1000Ksh。家族7人が1日100Ksh程度で生活しています。
100Kshは日本で言うと120円程度です。





 ミトゥンバには、約6000人以上の人々がトタンの家をひしめき合わせて生活していました。それぞれの家は電気や水道が通っておらず、屋根や壁はトタンで、床は土間です。お風呂やトイレもありません。少ない収入でなんとかその日を食べているという生活をしている人ばかりです。便利で贅沢な暮らししか知らない私たちには考えることができないほどの苦しい不安定な生活をおくっていました。
 お母さんの夢は子どもたちが仕事を持ち、お金を稼ぎ、スラムの外へ連れていってくれることです。しかし、その一方で、子どもたちの学費を払えず学校に通わせられないことがお母さんの悩みの種です。
 でも、そこで暮らしている子どもたちは、こちらが幸せになるような屈託のない笑顔でにっこりと笑い、キラキラとした瞳をしていました。歌とダンスが大好きな長女のライルちゃんの夢を尋ねると「パイロット」と笑顔で答えてくれました。私は、お母さんたちに活力を与え、支えているのは彼女たち、子どもたちだろうなと感じました。こんな暮らしの中でも、子どもたちは幸せそうに笑い、とても前向きにたくましく生きています。妹や弟の面倒を見て、家の仕事を手伝い、自分が必要とされていることを感じています。そんな子どもたちの姿を見て、勇気や元気をもらえると感じたのは私だけではないと思います。

 最後に、お母さんの幸せを尋ねると、「家があること、服があること、子どもたちが健康であること、家庭が平和であること」と答えてくれました。

 宮田さんは私たちに、幸せの5カ条を教えてくれました。「人の役に立つこと、ほめられること、認められること、尊敬されること、愛されること」です。つまり、誰かに必要とされることです。ケニアには、後者がどの家庭にもしっかりとあり、日本ではケニアと比べると十分に得られない人が多いのではないかと思います。

 私は欲張りだな~と思います。どちらも大事でどちらもとても必要です。ないと困るし怖いです。

 これは、長男、カレブ。お母さんに甘えたくてずっとふてくされていてかわいかった~~。すごくいばってるように見えるのもかわいい!手足は細いのにおなかがぽっこりと出ていてパンパンでした。次はカレブが病院受診できるといいなぁと願います。

 私ができることは本当にちっぽけで、何も改善できないかもしれません。でも、私は活動をするにあたって、周りの人の助けや笑顔が必要です。必要とされることを望むだけではなく、自分が周りの人を必要とすることも良いことなんだと思えるようになりました。だから、なんでも自信をもって活動したいと思います。

 誰かの良い面が誰かの足りない面を補い合いながら、ケニアも日本も世界中の人たちが幸せになれますように。