自己紹介

2010年8月14日土曜日

ギデオンとの再会

ありがとう―Thank you-Asante(アサンテ)
 いつもかわいい笑顔で私に元気をくれるギデオンのことがいつも気になっていて、今度ギデオンに会ったら、英語の勉強が続けられるように、ノートと鉛筆を渡そうと思って持ち歩いていました。でも、ギデオンに会ったこの日はたまたま何も持ってなくて、今度必ずノートと鉛筆を持ってくるね!と約束しました。そのやりとりを聞いていた友だちが、日本から持ってきていたボールぺンをギデオンにわたしてくれました。そしたら、ギデオンはすごく喜んで、私の手のひらに「Thanks kiswahili.Nzuri(good)」みんなの名前を英語で書いてくれました。私も、お返しに、ギデオンの土のいっぱいついた手のひらに日本語で「ありがとう」「ギデオン」と書いてあげました。ギデオンはすっごくかわいい笑顔で「ありがとう」と言ってくれて、私もとってもうれしくて、「アサンテ」と言いました。
ニャフルルに行ってしまったら、ギデオンにしばらく会えないかもしれないと思い、「私は来週ニャフルルに行くけど、10月にまたナイロビに来るから、その時また必ず会おうね。」と話しました。
 別の日、私の友だちが買い物の途中でギデオンに会いました。ギデオンは「YOKOはニャフルルに行くと言っていたけど、まだいるなら会いたい」と友だちに話してくれたらしく、友だちはギデオンと一緒にドミトリーの近くまで来てくれて、電話をくれました。それを聞いて、私は飛び跳ねて出て行きました。スワヒリ語勉強中にクラスのメンバーでつけていた英語の交換日記(10ページくらい書いてある)ノートとペンとキャンディーを2つ持って!!そしたら、ギデオンがすごくうれしそうに出迎えてくれました。いつも裸足で歩いているギデオンがサンダルをはいていました。私の友だちが今日プレゼントしたそうです。これで足の裏をけがせずにすみそうです。
 ノートを渡すと、ギデオンはさっそく日記をすらすらと読んで笑っていました。そのあと、表紙に自分の名前を書きました。学校名のところを少し迷って、「Home Study」と書いていました。
 ギデオンは、私と友だちが教えた日本語で1~100までを数えました。ギデオンの覚えの早さにはとってもびっくりしました。私はスワヒリ語で今でもうまく数を数えられないのに・・・・(^_^;)
 そのあともすぐに、1000まで、10000までと数えられるようになりました。忘れないようにと、最後のページに読み方をローマ字で書いてあげると、「日本語のABCDを書いて!」とギデオンが言うので、「あいうえお」を書いてあげました。
これは、ギデオンがそのあいうえお表を見ながら書いた「ありがとう」と私の名前「ようこ」です。
「すごく上手!!!」てほめたら、ギデオンはとってもうれしそうに、得意そうに笑っていました。
 「残りのページは英語や日本語を練習するのに使ってね!」と言ったら、しっかりうなずいてくれました。ギデオンはノートとペンをとても大事そうに持って帰っていきました。ギデオンの背中に「ギデオン応援しちょるかいね~~~!!!」と言いました。

ギデオンは帰る家も寒い夜を過ごすブランケットも持っていません。毎日草の上で麻袋をかぶって寝ています。さみしくないか尋ねたら、「友だちがたくさんいるから平気!」と答えます。
私はいつも笑顔で強く優しいギデオンが大好きです!


ギデオンがいつか安全に安心して暮らせる場所ができますように。

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