10月22日はスクールトリップでした!
先日、8年生といっしょに、ツアーに同行させてもらいました。ケニアのいろいろを見られるということで、とても楽しみにしていたこの日。
大型バス2台とミニバス2台を貸し切って、朝5時半に学校を出発。帰校時刻予定は午後9時。1日がかりの長い長い旅。
行先はSAGANA(淡水魚の飼育、研究をしている所),MWEA(米の名産地),ENBU(大きなダムと発電所)です。びっくりいっぱいのツアーの様子をお届けいたします。
生徒のリクエストにより、バス内はケニアンミュージックが流れ、生徒はのりのりで踊って歌っていました。
道路の凸凹をうまくよけながら順調に走っていたバス。ところが、建物もなんにもない、所でバスは停車。
???なんでだろう?
生徒も次々に降りて行って茂みの中へ・・・。
!! おしっこ・・・・。
男の子は分かるけれども、女の子も平然と野おしっこへ行きました。ケニアの人は、おしっこで紙はつかわないのかな・・・・?
ようやく、SAGANAに到着。魚が多く獲れる町。といってもフナや鯉、ピラニアなどの魚です。偶然にも地名とかぶっています。飼育員が魚がたくさんいる人工池にえさを入れる。口をパクパクして餌を食べる魚を興奮して見る子どもたち。 と先生たち・・・。 校長先生は自分の目の前でもう一度見たかったらしく・・・「ちょっと飼育員さん、こっちの魚たちもおなかすいてるよ。」
そのあと、MWEAに到着。広い広いライスファームを眺め、そこらへんの田んぼにいるおじちゃんをつかまえ、話を聞き、質問をする。
そのあと、お米工場へ・・・。しかし、工場は今日休み。とりあえず係りの人にいくつかの説明を受け、もみ殻をとったりする大きな機械を見て、驚く生徒たち。 と先生たち。ベストポジションを先生たちが先に占拠。生徒はその後ろ・・・・。機械といっても、計量や袋詰めは1つ1つ手作業・・・。その時すでに、1時半。おなかがすきすぎて、気分が悪くなる私・・・。あ~。早くお昼食べたい。お昼ごはんなんかな。
工場見学が終わり、いよいよバスにもどる。やった~ごは~~ん。
ところが先生たち8人全員がいなくなる。30分以上、生徒は待ちぼうけ。
先生たちはのんびりお米のお買い物。(この時すでに予定時刻をはるかにオーバーしていたはず。)
2時半ごろにようやくごはん。 2人に一斤の食パンとコーラやファンタなどのビンジュースが生徒に配られる。ビンの蓋はもちろん地面(工場の敷地内)に散らかし(捨て)放題。 私もパン配布のお手伝い。途中で「洋子、はいこれ。」と先生にファンタグレープを渡される。「あ~、ごめんなさい。私はソーダは飲まないんです。」と私。すると、「違うよ。それは私の分。なくならないように持っといて。」・・・・は?
そうです。これがケニアンスタイル。子どもよりまず先生です。ようやく配布が終わり、やっと食べれる~。昼食がパンだけとは少しがっかりだけど、とりあえず食べれる~~~!! そう思いながら手洗いへ・・・。 戻ってみると、・・・・あれ?パンが残ってない・・・。 私の分は?そうです。ケニアでは食事は競争です。早く確保したもの勝ち。私はその競争に出遅れ、負けたのです・・・・。
遠慮しつつも、パン数切れを分けてもらい、そうこうしているうちに出発。両手にパンと水を抱え、まだ座っていないのに、バスは容赦なく出発。当然、あわてて水をこぼす・・・。
そのあと、迷ったり引き返したりしながらも、ようやくエンブに到着。その時すでに四時半。連絡がうまく通っていなかったのか、ダム入口で警備員ともめ、一時間弱まちぼうけ。しかも、時間が遅く、係りの人は帰っており、敷地内に入ることはできたものの話を聞くことはできず、バスから眺めて終わり。
そしてようやくニャフルルへと引き返す。
帰り途、バスが停車中の車を避け、右車線へ。前方から走ってきている車あり。あれ、車来てますよ。運転手さん。停まる気配なし。え?え? お互いが「当然相手が停まるべき」という感じでぎりぎりまで強気で接近。相手は「おまえがわるいんだから、俺は絶対下がらんぞ」という強い姿勢で一向にバックせず・・・。バスの後ろにはすでに車が渋滞・・・・。はあ・・・・まったく・・・。もう呆れてものも言えない状態。
そこでまた一五分ほどのロスタイム。
帰校予定時刻の九時。バスは休憩のためNYERIで停車。全員降りる。もちろん外は真っ暗で酔っ払いもうろうろ歩く街の中。「洋子、ごはんだよ。」え・・・? ここで、この時間にこの人数がどうやって・・・?
二件のレストランに分かれ、生徒たちがぎゅうぎゅう詰めに座り、チキンとフライドポテトのごちそうをかきこむように完食!みんなめっちゃ早い! 先生たちも一緒に食べて、ゆっくりチャイも追加して飲む・・・。
急がなくていいんですか・・・?
バスにもどり、子どもたちに本日2本目のソーダとバナナが配られる。もちろんビンのふたはそこらへんに・・・。その時すでに10時・・・。
結局学校に着いた頃は12時を過ぎていました・・・。なんちゅうスクールトリップだ・・・。
と思っていたのはたぶん私だけ。みんな、なんの問題もないという顔をしていました。
はぁ疲れた。確かにケニアのいろいろを見ることができたスクールトリップでした。
長旅お疲れさん!
返信削除ケニア流社会見学。かなりハードやな!
言うてくれたらワムムの前で生徒たちと”Karibu Mwea”の旗作って出迎えたのに!笑
楽しそう!ニャフルルにもいろんな学校から滝を見にトリップで来てるの見かけるけど、こんなにハードなんやなぁ。
返信削除知らなかった。
サガナのサカナは、ピラニアじゃなくティラピアじゃなかった?スピアで冷凍物が買えるよ。