次は体育編。
体育は3年生だけ担当しています。
CAと同じで、体育の時間は先生たちの休憩タイム、子どもたちの自由時間といった雰囲気。
だから、体育の時間に先生から教わる、という機会がほとんどない子どもたち。
現に、3年生の体育をしている傍らで、他の学年の子どもたちが自由にサッカーをしていたり、寝っ転がっていたりして、時間が過ぎるのを待っているという感じ。
ちなみに、これがその様子。4,50人の男の子がコートの制限も人数の制限もない、ルールのはっきりしないサッカーをいつも飽きずにしています。ボールが学校に2個しかないので、ボールに触れることすら難しく、みんな我先に必死でボールを追いかけています。チームプレーとか作戦とか、そんなレベルではありません。
女の子たちはというと、時々男の子に混ざってサッカーに試みている子も数人いるものの、すぐに、ボール争いに諦め、つまらない顔をしています。最近、はやっている遊びが「セブンストーンズ」。鬼ごっこと中あてドッジボールが合わさったような遊び。
いつか私も一緒にやらせてもらおうと思っています。
「体育の時間は時間の無駄だから嫌い。」っていう子もたくさんいます。
だけど、私が体育の授業をしているのを見て、私たちの体育もして!!とか、一緒に参加させて!!とかのリクエストも多くて、嬉しい悩みを抱えています。
そんな子どもたちを見ていると、どうにかしたくてムズムズしてしまうけど、全学年の体育を担当することは不可能だし、私が全部することがいいことだとも思いません。
だから、私が体育の授業を少しずつやって示していくことで、体育の教育的価値とか、純粋に体を動かす楽しさとか、そういうのをまずは子どもたちに、そして、先生たちにと広げていけたらいいなぁと今は思っています。
というわけで、先週はどんな体育をやっていたかというと、主に、しっぽ取りゲームで友だちと一緒に体を動かす楽しさを味わってくれたらいいなぁと思いながら授業をしました。
最近は、子どもたちはきちんと整列もできるようになってきたし、体育用に、着替えも準備して持ってくるようになりました。
運動靴はないから、子どもたちはいっつも靴を脱いで、平気で靴下のままで走り回ります。
今は、子どもたちがとっても楽しそうに活動しているので、安心しています。
体育用具や施設が十分になくて、日本のように充実した体育の授業はできないけれど、ずっと体育が大好きな子どもたちでいてくれるように、まだまだこれから工夫した体育の授業が必要です!
体育で学んだことや感じたことを、少しでも子どもたちがこの先覚えていてくれるといいなぁ。
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