自己紹介

2010年10月31日日曜日

YOU ARE SO BEAUTIFUL.

映画の中の台詞のようなこの言葉。

いつも、「ムズング!(白人)」「チャイニーズ!」「チンチャン!」と街で声をかけられる日常。
でも、時々、通りすがりに言われるこの言葉・・・。
「YOU ARE SO BEAUTIFUL.」
ケニア人のいい加減な発言にはもう慣れたつもりですが、ついつい、にこっ(にやっの方が近い)てしちゃいます。
ケニアに来てよかったと思う瞬間です。

ジャージで街を歩くのを控えようかな・・・

2010年10月24日日曜日

ケニアのいろいろを見よう!スクールトリップ

 10月22日はスクールトリップでした!
 先日、8年生といっしょに、ツアーに同行させてもらいました。ケニアのいろいろを見られるということで、とても楽しみにしていたこの日。
 大型バス2台とミニバス2台を貸し切って、朝5時半に学校を出発。帰校時刻予定は午後9時。1日がかりの長い長い旅。
 行先はSAGANA(淡水魚の飼育、研究をしている所),MWEA(米の名産地),ENBU(大きなダムと発電所)です。びっくりいっぱいのツアーの様子をお届けいたします。

 生徒のリクエストにより、バス内はケニアンミュージックが流れ、生徒はのりのりで踊って歌っていました。
道路の凸凹をうまくよけながら順調に走っていたバス。ところが、建物もなんにもない、所でバスは停車。
???なんでだろう?
生徒も次々に降りて行って茂みの中へ・・・。
            !! おしっこ・・・・。
男の子は分かるけれども、女の子も平然と野おしっこへ行きました。ケニアの人は、おしっこで紙はつかわないのかな・・・・?

 ようやく、SAGANAに到着。魚が多く獲れる町。といってもフナや鯉、ピラニアなどの魚です。偶然にも地名とかぶっています。飼育員が魚がたくさんいる人工池にえさを入れる。口をパクパクして餌を食べる魚を興奮して見る子どもたち。   と先生たち・・・。 校長先生は自分の目の前でもう一度見たかったらしく・・・「ちょっと飼育員さん、こっちの魚たちもおなかすいてるよ。」
 そのあと、MWEAに到着。広い広いライスファームを眺め、そこらへんの田んぼにいるおじちゃんをつかまえ、話を聞き、質問をする。
 そのあと、お米工場へ・・・。しかし、工場は今日休み。とりあえず係りの人にいくつかの説明を受け、もみ殻をとったりする大きな機械を見て、驚く生徒たち。    と先生たち。ベストポジションを先生たちが先に占拠。生徒はその後ろ・・・・。機械といっても、計量や袋詰めは1つ1つ手作業・・・。その時すでに、1時半。おなかがすきすぎて、気分が悪くなる私・・・。あ~。早くお昼食べたい。お昼ごはんなんかな。
 工場見学が終わり、いよいよバスにもどる。やった~ごは~~ん。
 ところが先生たち8人全員がいなくなる。30分以上、生徒は待ちぼうけ。
 先生たちはのんびりお米のお買い物。(この時すでに予定時刻をはるかにオーバーしていたはず。)
2時半ごろにようやくごはん。   2人に一斤の食パンとコーラやファンタなどのビンジュースが生徒に配られる。ビンの蓋はもちろん地面(工場の敷地内)に散らかし(捨て)放題。  私もパン配布のお手伝い。途中で「洋子、はいこれ。」と先生にファンタグレープを渡される。「あ~、ごめんなさい。私はソーダは飲まないんです。」と私。すると、「違うよ。それは私の分。なくならないように持っといて。」・・・・は?
 そうです。これがケニアンスタイル。子どもよりまず先生です。ようやく配布が終わり、やっと食べれる~。昼食がパンだけとは少しがっかりだけど、とりあえず食べれる~~~!! そう思いながら手洗いへ・・・。 戻ってみると、・・・・あれ?パンが残ってない・・・。 私の分は?そうです。ケニアでは食事は競争です。早く確保したもの勝ち。私はその競争に出遅れ、負けたのです・・・・。
 遠慮しつつも、パン数切れを分けてもらい、そうこうしているうちに出発。両手にパンと水を抱え、まだ座っていないのに、バスは容赦なく出発。当然、あわてて水をこぼす・・・。
 
 そのあと、迷ったり引き返したりしながらも、ようやくエンブに到着。その時すでに四時半。連絡がうまく通っていなかったのか、ダム入口で警備員ともめ、一時間弱まちぼうけ。しかも、時間が遅く、係りの人は帰っており、敷地内に入ることはできたものの話を聞くことはできず、バスから眺めて終わり。
 そしてようやくニャフルルへと引き返す。

 帰り途、バスが停車中の車を避け、右車線へ。前方から走ってきている車あり。あれ、車来てますよ。運転手さん。停まる気配なし。え?え? お互いが「当然相手が停まるべき」という感じでぎりぎりまで強気で接近。相手は「おまえがわるいんだから、俺は絶対下がらんぞ」という強い姿勢で一向にバックせず・・・。バスの後ろにはすでに車が渋滞・・・・。はあ・・・・まったく・・・。もう呆れてものも言えない状態。
そこでまた一五分ほどのロスタイム。
 帰校予定時刻の九時。バスは休憩のためNYERIで停車。全員降りる。もちろん外は真っ暗で酔っ払いもうろうろ歩く街の中。「洋子、ごはんだよ。」え・・・? ここで、この時間にこの人数がどうやって・・・?
 二件のレストランに分かれ、生徒たちがぎゅうぎゅう詰めに座り、チキンとフライドポテトのごちそうをかきこむように完食!みんなめっちゃ早い! 先生たちも一緒に食べて、ゆっくりチャイも追加して飲む・・・。
急がなくていいんですか・・・?
 バスにもどり、子どもたちに本日2本目のソーダとバナナが配られる。もちろんビンのふたはそこらへんに・・・。その時すでに10時・・・。

 結局学校に着いた頃は12時を過ぎていました・・・。なんちゅうスクールトリップだ・・・。
と思っていたのはたぶん私だけ。みんな、なんの問題もないという顔をしていました。

 はぁ疲れた。確かにケニアのいろいろを見ることができたスクールトリップでした。

2010年10月19日火曜日

芸術の秋

日本は秋まっただ中ですね。
 絵画鑑賞、いかがですか?
 1年生 題材 「ようこ先生」
かわいすぎて、自分ちに飾らせてもらっています。
とくに真ん中の3つがお気に入り。






 題材 「自分」
さて問題です。
何年生の作品でしょう?












正解は!

6年生・・・・

少ないですが、上手な子もいるんですよ。





4年生 同じく「自分」


多くの学校で、これまで図工の時間がおろそかにされているケニア。きっと多くの子どもたちが絵を描く機会が極端に少ないのだと思う。

絵が少しでも上手に描けるようになったら、また1つ楽しみや自信や夢が広がるかな。

 子どもたちのうれしそうな顔を想像しながら、毎日(C&A)図工の授業を考えています!

2010年10月9日土曜日

がんばれ!ケニア!

 ぜひ、ケニアチームへ声援を!!
 みなさん、ご存知でしたか?今度10月中旬から日本で開催されるワールドカップに、ケニア女子チームが出場します。今まで無名だったケニアチームが、なんとアフリカ大会を勝ち抜いたのです!!
 前回もお知らせしましたが、ケニアでは、わりとバレーボールも人気のスポーツです。ただ、ケニアではバレーボールはアウトドアなスポーツ。体育館でしている人なんていません。というか、体育館がありません。
 ケニアで唯一の体育館で、ナショナルチームは練習していました。初めは当たり前のようにはだしにボール一つでプレーしていた彼女たち。
 初めての世界大会、初めての日本!今でも、とてもよい環境とはいえないこの場所で練習する彼女たちはとても楽しそうにプレーし、とても輝いて見えました。(ポールに注目。カバーどころか穴に棒をさしただけのものです。ナショナルチームですよ!)
 どうして、ナショナルチームの練習を見ることができたかというと・・・・。
 なんと!!このナショナルチームの監督は、わがJICA青年海外協力隊短期派遣隊員の入澤監督なのです!!
 言葉はいまだにほとんど通じていないそうですが、彼女たちは心から入澤監督を信頼し、ついていっているのがよくわかりました。
 バレーボール界の王道を歩んできているであろう入澤さんですが、とても気さくで、かつ情熱を持った本当に素敵な方でした。
 スポーツは言葉も国も越えて心を通わせることができる、本当に価値あるものだと思います!
 
日本とつながっている、この魅力あふれるケニアチームをみなさん、ぜひ応援してください!!

ケニアの子どもたちも楽しくがんばっています!

 補習授業をはじめました!!
 4年生で、かけ算九九を覚えていない子達を対象に、補習授業をしたい!!と申し出ると、すんなりとOKが出て、先週から早速始めました。朝の7時半から8時までと、夕方4時から5時までの時間にダイニングホールで15人の子どもたちと毎日かけ算をがんばっています。  九九の表を作り、子どもたちの分の九九カードを用意しました。 意外と子どもたちは毎日楽しそうにやってきて、合格できるように毎日練習に励んでいます。 日本方式で、合格した段にはシールを貼ってあげています。日本の子どもたちと同じで、シールを貼ってもらえるととてもうれしそうにしています!全部の段が合格し、ランダムのテストも合格すると、補習終了となります。最後に「CONGRATULATION!」のお花シール(シールといっても・・・自作。のりで貼る・・・。)を貼ってあげると、みんなに見せびらかせて喜びます。これで、ちゃんと忘れずに覚えて使ってくれるといいんだけれど・・・・。
 でも、合格できた子は、きっと自信と達成感を味わうことができています!  と信じています!

 ありがたいことに・・・・1年生のクラスでの授業が正式に2時間増えることになり、今週は歌と折り紙の授業をしました。JICA宮崎支部の方に活動の様子の写真を頼まれて、1年生の先生に写真を撮ってほしいとお願いをしました。快く承諾をしてくれ、バッテリーがなくなるまで撮っていただきました。その数約150枚・・・・・。  何度もお礼を言い、ナイスショットのやつを1枚送ろう!と思い、再生してみると・・・・!  なんと!  奇跡的に、150枚すべての写真に彼女の指が・・・・!写っていました・・・。  カメラに慣れていないのだから、仕方がないかぁ・・・。  ランチの後、こそっと自分で写真を撮りに行きました。自分は写れないけれど・・・。 うれしそうにしている子どもたちがとてもとてもかわいくて、それで、十分でした!
 3年生と4年生に簡単紙コンパスの作り方と使い方を教えました。(厚紙を小さく切って穴を3個開けただけ・・・。)「なるほど~~~!」と驚きながら、楽しそうにきれいな円を描いて遊ぶことができました。
 お菓子の箱も捨てればただのごみ。でも、こんなふうに工夫すると、とっても便利な道具になるね!!ってなことを言いながら授業しましたけど~。ちゃんと通じてるかな~。













これは1年生の初めてのお絵かきの授業での作品。「自分の顔」顔の中に名前を書いているのがおもしろい!ケニアの学校では子供の作品を掲示するという考えが全くない。だから、先生の許可を得て、ちょっと飾ってみました。こんなことやってみてはどうですか?なかなかいいでしょう?っていう感じで・・・。教室の雰囲気がう~~んとよくなった!! と私は勝手にそう思っています!

これは指の写っている部分を切り取ってこれでも1番よく撮れていると判断し、JICAに送った写真です。
 今週は、4~6年生に日本の紹介をしました。みんな日本について興味深々で、「へ~~!」「あっちゃ~!」「うっそ~~!」みたいな感じで聞いていました。日本の政治や宗教(ぜんぜん詳しく説明できないけれど・・・)、文化や食べ物、日本の風景や生活、さまざまなことについて紹介しましたが、特に驚いていたのはマンゴーの値段とウォシュレットのトイレ。
 あ、それと、お母さん、朗報です。子どもたちに家族の写真を見せたらお母さんのことを「YOUR SISTER?」って言っていましたよ。

 YOKOがいてくれてよかった!と一人でも多くの人に言ってもらえますように。